最初に結んである革紐、指掛けを全て解く。指の間隔を広げていき、型付けの準備をしていきます。  

 人肌に近い温度のお湯につけたまま揉みこんでいきます。曲げるところは曲げ、柔らかくするところは揉み、硬さを残すところは残していきます。余分な部分を揉みすぎると「ただ柔らかい」タラタラ(表現)なグラブとなるため職人の経験により研ぎ澄まされた感覚で一つ一つグラブの状態を見ながら揉みあげていきます。

 捕球ポイントを木槌で叩き革を伸ばしながら柔らかく作りこんでいきます。ウェブが硬いと捕球の妨げとなるためグラブを見ながら捕球面以外も叩いていきます。

 日陰で風通しの良い場所で乾燥させます。一気に乾燥させては元の硬いグラブに戻るため、グラブの状態を見ながらSTEP3の工程を繰り返し50〜60℃の温度で1分程スチーム加工を施します。

 乾燥の状態を見ながら指穴調整をし、湯に浸けて伸びた(縮んだ)革紐を締めていき、再度揉みあげパンチングしていきます。ここまで仕上げたら、最後に乾燥しきったグラブ本体から革紐の細部に至るまでオイルを薄く馴染ませて仕上げます。